「菜乃」 熱い頬に触れるハルの指先が冷たくて心地いい。 「菜乃、俺以外見ちゃダメだよ」 ……そんなこと言って、私以外を見てるのはハルだよ? 私がどれほどハルを見ていても、ちっともハルは私だけを見てくれないのに。 そんなの不公平だよ。 「…私が誰を見ようと、ハルには関係ない」 「……知ってる」 そういってハルは悲しそうな顔した。