「ハル…?」 俺と壁に挟まれいる菜乃が不安げな瞳で見上げてくる。 それだけでも十分理性が崩れていく。 「…あいつ、勝手に菜乃の名前呼んでた」 「草壁君の事…?」 菜乃の口からあいつの名前が出てくるだけで沸々と醜い感情が溢れ出てくる。 「菜乃もあいつの名前呼ばないで」 「で、でも…っん」