「…ハル、好き」


そういうとハルは私のスカートの中に手を忍ばせながら


「ん、俺も好き」


なんていつものセリフを言う。


甘くて、ドロドロした呪いの様だ。


誰もいない薄暗い教室。


「…誰か来ちゃうよ?」


静かな教室にささやく声でも響いてしまう。