キミ、依存症




「な、にして…」


「あははっ。菜乃ちゃんって可愛いー」


ポカーンとする私とは正反対にゲラゲラお腹を抱える先輩。


周りの視線が嫌という程に突き刺さるけど、今はそれどころじゃない。


さっき起こった出来事が私の中でまとまらないんですけど!?


「か、可愛く無いっ。ってか、先輩なに勝手に…」


「キス初めてだった?」


前からジワジワと迫り来る先輩。