「光は、幕府に捉えられている」

桂が土方と沖田を交互に見る

「光は!?無事なのか!?
まさか!拷問など受けておらぬだろうな?」

「それは、確認してきた
無事だ 光の父兄が亡くなってる事
幕府はまだ知らない」


桂がしばらく考える


土方が先にニヤリと笑う



「なぁ? 手をくまねぇか?」


沖田は、2人のやり取りを黙って見ていた
警戒心を解けず、桂を睨んだまま



「いいだろう」








土方と桂、どちらも頭脳明晰
沖田は、2人の計画に頷いた


これほどの2人が敵なのが、不運なものだと