*HIKARI*

土方の腕の中で、すやすやと寝息が聞こえる

「総司 護衛しろって言われてねぇだろ」


土方がニヤリと沖田の横顔を見る


「熱があるのに、外出したと聞けば帰りは
こうなることくらい想像できます
土方さんに怪我でもされたら、厄介なんで」


「クククッありがとう
俺の為にわざわざきてくれたんだな!」


土方をギロッと睨み


「どういたしまして!!」


沖田の口調が強くなると
土方は、嬉しくなる



屯所への帰路
土方は、昔を懐かしんでいた




照れてか、少し前を歩き始めた沖田の背中が
大きく成長したことを見せつけていた

出会った頃は、10歳にならない子供だった