「や、だって俺ん家もここだから。」


へぇ、そうだったんですかぁ。


って!同じマンションに
こんなイケメン住んでたの?!


「そ、そうでしたか。
私はここの六階です。
先輩は何階に住んでるんですか?」


「俺も、六階。
だから一緒に上まで行けばいいじゃん?」


「そ、そうですね。」


もう、何も言えません。


大人しく一緒にエレベーターに
乗って六階まで行く。


「あの、部屋番って何番ですか?」


「俺は六〇六だけど。」


あぁ、一番角側の部屋ですね。


てか、


「わ、私六〇五なんですけど!!?」


まさか、
イケメンが隣に住んでるの?!


ど、どうしよう。


毎日静かにしなきゃ
テレビの音とか聞こえてバレちゃうじゃん!!


「あぁ、そうなんだ。」