座っているせいで、
その先輩からは私のことは
よく見えてなかったらしいく。


「わ!こんな近くに可愛い子いたのかよ!!?」


と、急に大声を上げられて
私は飛び上がるほどに驚いていた。


「ひゃ、ひゃい??!!!」


変に噛みすぎて声までおかしい。


「マジ可愛いんだけど!」


「おいおい、その辺にしてやれよ。」


そう言って後ろから現れたのは
銀髪男よりも顔立ちのいいイケメンさん。


銀髪男もイケメンに変わりないけど、
それを超えるイケメンってこと。


そっちの人は対照的に黒髪。


女の子よりも綺麗な髪をしている。


ポケットに手を突っ込み
私の顔がある位置まで下がってきた。


「ごめんね。
こいつ、今年こそは可愛い彼女捕まえるって
意気込んでてさ。」