まだ時間には余裕があった。


廊下側の一番後ろが私の席。


どうやら出席番号は関係なく、
ランダムに配置してあるみたい。


席に着いてもまだ周りの人達はいないみたい。


友達出来るのかなぁ。


不安しかないよ。


もし周りの人達全員が男子だったら嫌だな。


話せる自信無いし。


てか男子苦手だし。




あと十分くらいしたらホームルームが始まる。


そのタイミングで
私のすぐ横にあるドアが勢いよく開いた。


「可愛い子ちゃんはいるかなぁ〜!」


変なリズムで叫ぶ声が聞こえた。


なに、この人?!!


明らかに変!!


だって、髪の毛が銀色してるもん!


しかもバッチリ似合ってるし。