*先輩 × 後輩*

「あの、先輩、カゴ貸してくれませんか?」


「何するの?」


その隙に私はレジへと走った。


そしてそのまま会計を済ませる、という魂胆。


ここで奢られては困る!


と、思ったのに


「はい、ストープ。」


突然掴んでいたはずのカゴが消えた。


どうやら先輩に追いつかれたみたい。


「ここは私が払います!」


「無理。」


ズバッと言い返されてしまった。


私がその言葉に呆然としていると間に、
先輩は会計も袋詰めも終わらせてしまった。


「ほら、早く帰るぞ。
麺が伸びる。」


真面目な顔で何を言うのだろうか。


「まだ茹でてもいないのに、
伸びるわけないじゃないですか。」


私は素でつっこんだ。


そしたら、


「伸びるよ!
ほら、いいから早く手出して!!」