*先輩 × 後輩*

「有難う。」


そう言って、
湊翔先輩は私の手を優しく握って
また歩き出した。


人生初めての恋人が今目の前にいる。


しかも、
とびきりのイケメンさん。


私って罪だな。


こんな人が私の彼氏なんだ。


全然まだ実感なんて湧いてこない。


気が付くと昨日
先輩と再会したスーパーまで来ていた。


「お昼、どうする?」


あ、そっか、忘れてた。


「ど、ど、どうしましょ…。」


ほんとに何も考えていかなった。


「じゃあ、ちょっとスーパー寄ってい?」


「あ、はい!
どうぞ!!」


私達は手を繋いだままで店内へと入った。


先輩が空いた手でカゴを持つ。


「音緒、何食べたい?」


「え、そうですねぇ。」


思いつかないよぉ。