「佳代、何言ってんだよっ……これからだろ!?」

「多分、私ダメだっ...。ほんと、幸せっ、だったよ...ありがとうっ。幸せっ、に、なって、ね……」





そう言って微笑むと佳代は俺の耳元に顔を近づけて



『愛してる』



そう言って眠るように瞳を閉じた。




このあと、犯人はもう1人人を刺したのを現行犯で捕まった。

この人は軽傷で済んだらしい。


俺はしばらく学校を休み、部屋に引きこもった。

立ち直るのにとても時間がかかった。