私1人ではどうも出来ないと思い、ゆきに連絡をした。


《藤咲くんと梓くんがまた言い争いしてて、助けて》


するとすぐ既読が付いた。

薬が効いているはずなのにズキンッズキンッと病む。

針でヂクヂク刺されているような痛みで、涙目になってきた。

少し梓くんを見ると、ハッとした様な顔をした。





「る
「瑠奈!!大丈夫!?」





梓くんが発した言葉はゆきによってかき消された。

ゆきの姿を見て思わず涙がこぼれる。





「如月ちゃん!どうしたの!?」

「お前のせいだろ」

「は?お前のせいにきまっ
「どっちもよ!瑠奈のためを思うなら早く出ていって」