「大丈夫、1人で行ってくる」





そう言い放った瑠奈。

それの目は俺らを突き放すような冷めた目だった。


ちょっと騒ぎすぎたか。


1人で保健室に向かう瑠奈をただ見ていた。

見えなくなって思う。


そういえば腹の下抑えてたな。


なんて思いながらも莉玖と言い合いをしていた。

やっと諦めたのか莉玖はふらっと教室を出ていった。


それにしても気になる。

瑠奈のことがとても気になる。

もし途中で倒れていたら...。


居てもたってもいられなくなり保健室に向かうことにした。





「俺、やっぱ瑠奈のところ行ってくるわ」

「梓ならそう言うと思った」

「私先生に言っておくから行っておいで〜」