「梓、どんだけ本気なんだよ」

「うるせぇ、わりぃかよ」





そう言って茜を少し睨みつけると茜はそっぽを向いた。





「いつまで繋いでるの?」

「...なに、離れたいの?」

「うん」





俺の問いにハッキリNOと言われてちょっとムッとする。


そんなに即答しなくてもいいだろ。


だがNOと言われたので仕方なく手を離した。

離れた途端もどかしさに襲われる。

本当に瑠奈のこと好きなんだな。





ガラガラッ

「授業始めるぞー」





挨拶をしたあと席に着き、俺はそのまま眠りについた。