すると後ろから黄色い歓声が聞こえた。





「「キャー!!!!」」

「うわ、来たよ」





その声を聞いて察したゆきは顔をしかめて言った。

早くこの場を去らないとたくさんの人集りの中に巻き込まれてしまう。

私たちはそういうのが嫌いだ。





「ゆき、教室行こう」





私たちは彼ら、人混みから逃げるようにして校舎に入った。