や、やっぱり梓くんは...





「く、黒王子...」

「あ?」





しまった、いつもの癖で黒王子と言ってしまった。

まずいと思いながらちらっとゆきたちを見ると、まだ2人の世界。






「お前やっぱお仕置だ。口塞いでやるよ」

「お、お仕置って!ちょっと待ってっ...」





だんだん近づいてくる梓くんの顔。

わ、私のファーストキスが...ん??


ギュッと目をつぶるが何も触れてこない。