黒王子に恋をして。

「え、いやあの…違うくてっ」





やっぱりさっきつい零れた言葉な触れられる。

梓くんは私に詰め寄り、髪に触れてきた。


ついビクッとしてしまう。





「瑠奈、ほんと?」





優しくて、そして強い眼差しで私を見る。





「う、…うん」


「っ、マジで照れるんだけど」