黒王子に恋をして。

その瞬間、梓くんのスピードが一気に上がった。


そしてあっという間に1位に躍り出た。





「五十嵐いいよ〜!」


「梓そのままー!!」


「…かっこいい」





つい声が漏れてしまった。

ハッとして口を押える。


ゆきと茜くんはニヤニヤしてこっちを見ている。





「ま、間違えたっ」


「へ〜間違えたんだ〜」