黒王子に恋をして。

2人の応援を聞いて、梓くんは2位に。

そのままどんどん加速していく。

そして1位との接戦。





「梓いけー!」


「五十嵐ー!ほら、瑠奈も応援して!」





ゆきに背中をトンッと叩かれた。

梓くんはもう少しで1位を抜けそう。





「梓くんー!抜けるよー!!」





私の声が届いたのか、梓くんはニヤッと笑った。