黒王子に恋をして。

「瑠奈!五十嵐が走る番だよ!!」


「寝てないでちゃんと見てやりな」





ゆきと茜くんに起こされた。


《位置について…よーい……》


パァーーンッ



顔を上げた時には既にスタートしていた。

梓くんは…3位。

あと少しで2位の人を越しそうだ。





「梓ー!負けんなー!!」


「五十嵐走れー!!」