黒王子に恋をして。

「見てな。多分梓1番で来るからさ」





ゴールで待ってると言ったため、3人でゴール先のところまで移動した。



《只今から、短距離走を開始します。第1走、1レーン――――》



並んでいるみんなの名前が呼ばれる。


そう言えば梓くんって何走目なんだろう。





「茜くん、梓くんって何走目なの?」


「あぁ、あいつ最後だから3走目だな」





てことは次の次か。


待ち時間がとても暇で、眠くなってきてしまう。