黒王子に恋をして。

「嬉しいって言ったって、お前はお前なんだから似てないに決まってんだろ。俺の中でお前が1番なんだから尚更だ」

「えっ……」

「あ、……」





自分で何を言ったのかを理解して、たじろぐ梓くん。





「べ、別にっ今のにふ、深い意味なんて、ねぇからなっ/////」

「梓くん、耳まで真っ赤だよ」

「っ、見んじゃねぇ」

「うぐっ……」





顔を見られたくなくて私の顔を強く押し返す。


結構痛いんですけど。


あっという間に私の家に着いた。