一応目をつけておくために顔を覚えておく。





「やっほ♪」

「莉玖か」

「アズじゃねーよ。如月ちゃんに用があるの!」





そう言ってスタスタと瑠奈の所へ歩いていく。

莉玖の表情はいつもより真面目だった。





「如月ちゃん、放課後さ俺の話聞いてくれない?お願い」





そう言って頭を下げる莉玖。

莉玖が頭を下げるなんて珍しい。


頭を下げられて瑠奈は慌てている。