黒王子に恋をして。

しばらくそのまま放置。

しかし4時間目になって授業中に茜くんが声をかけてきた。





「る、瑠奈ちゃん……」

「なぁに?」

「あ、梓...が、ひっっ」

「黙れ。茜」





チッと舌打ちをして私を見る。


な、なんか怒ってる……。


見ないふりをしてゆっくり前を向いたらガンッと言う音と共に、茜くんの『うぅっ...!!』という声が聞こえた。





「あ、梓...?八つ当たりはや――」

「してねー」