「お団子禁止。うなじがえろいからダメ」

「なっ……っ!」





そしてキスの雨。

後頭部と腰を押えられて身動きが取れない。


一瞬口が離れた隙に息を吸おうとして口を開けると

それに気づいてか梓くんはすかさずキスをまたしてきた。

口の中に柔らかいものが入ってくる。


今までとは違う激しいキスに私はもうクラクラ。

つい『んっ...』と声が漏れてしまう。





「えっろ。我慢できなくなりそう」

「ダ、ダメ!が、学校行くの!!」





そう言って逃げるように家を出た。