歩いてるうちに真っ暗になってしまった。


私は暗いところが苦手でついビクビクしてしまう。

無意識に梓くんの手をギュッと握ってしまった。





「怖い?」

「ちょ、ちょっと...暗いところが苦手で」

「俺いるから。大丈夫」





そう言って手をギュッと握ってくれた。

それでもやっぱり怖いのは怖くて、家に着くまでビクビクしながら歩いた。

たまに梓くんにも笑われた。





「送ってくれてありがとう」

「おう。じゃあまた明日迎えに行くから」