昨夜のことを思い出してみるけれど、

いつもと同じように、自分の下らない妄想に疲れ果てて眠りについただけで、

無論そこに、イケメンの気配なんてどこにもなかった。

一緒にいたのは猫のレオくんだけでと……

「……あの、ちょっと……」

と、どこの誰だかわからないイケメンをつついてみると、

「…うにゃ?」

と、その彼は目を見開いた。


え……?

うにゃ……?