サマーラブ・ドリーム〜イケメンと真夏に恋して

ほろ酔いでにやける私をフロートに乗せて、腰までプールに浸かり手でゆらゆらと優しく揺らしながら、

時折、微笑んで見つめる顔のイケてるっぷりに、酔いしれてしまいそうにもなる。

アルコールの力も手伝って、水を掛け合ったりウォーターガンで撃ち合いをしたりと、さんざ羽目をはずしてはしゃいで、

そうして遊び疲れてクタクタになって、2人してデッキチェアーで休んでいたら、あっという間に日が暮れかけていたーー。

「…亜子さん、そろそろ帰ろうか?」

「うん、そうだね…」

ホテルを出て、歩きながら、

「今日は、本当に楽しかった。ありがとうね、レオくん」

と、お礼を伝えると、

「まだ終わりじゃないから、もう少し付き合ってもらってもいい?」

そう返されて、そっと手を引かれた。