……2人で手を繋いで外に出かけると、道行く人がみんな振り返って行く。

そうだよね、だってこんなイケメンちょっといないし。

と、その顔を見上げた。

伏せられたまつ毛から覗く切れ長の瞳が目に入って、

レオくんてば、どんだけイケてるの。

そう思わずにいられなかった……。

「……ねぇ、レオくん。みんながレオくんのこと見てるよ」

こんなイケメンと自分が一緒にいていいんだろうかと、ちょっと自虐的にも感じつつ話しかけると、


「うん。でも、僕は亜子さんだけしか見てないから」


なんて、とんでもなく甘いセリフを囁かれて、自虐的な気持ちも一瞬で消し飛んでくらくらしてきそうにもなる。

外見だけじゃなく、内面までイケてるとか……ああもう、

レオくんてば、信じられないかも……!