1週間くらい、夢はこのチャットに行かなかった。

また聞かれるんじゃないか?って思ったから―

でも、友達が出来るかもしれない…

そんな期待もあった。

不安と期待を半分ずつ持って、入った。

―中学生部屋―

入ったなり、

『こんちゃぁww』

色んな子から、声をかけられるのが嬉しかった。

『みんな何歳?』

音楽が鳴らなくて、みんなでチャット。

たまにボイスをしている子も居て、何だか少し楽しい。

『12歳w』

夢がそう打ち込むと、一斉にメッセージが流れてくる。

『14』

『15』

みんな、夢の先輩ばっかり。

普段学校の先輩と関わることが無い夢は、何だか少し楽しい。