月夜でキミは

どれくらい、経ったのだろうか。

椎名くんが地面に着いた気配がした。

ゆっくりと目を開けてみると、そこは王宮のような場所で、天井は高く床には赤いカーペットが敷いてあった。
こんなところに来るなんて、普段は相当慌てたがもう色々なことを見過ぎてしまったせいであまり驚かなくなっていた。

「お。翔。来たか。」
「お疲れ様。」

向こうから、太田くんと鈴木君がやって来る。


「2人も吸血鬼なの?」
思うよりも前に言葉が出てくる。