月夜でキミは

「えっ!?キャッ」

一瞬で椎名くんの方へ引き寄せられたかと思ったら、もうすでに腕の中だった。
「えっ!ちょっ..お、落ちる...」

「大丈夫。俺に体預けて。しっかり捕まってな。」

つまり、私は今椎名君にお姫様だっこされているっていう状況で。

「え!?空を飛んでる!?」

椎名君の腕の中から、下を恐る恐る覗いてみると凄く高くて。しかも、凄く早いし。
もう、何が何だか分からない...

「少し、目つぶってて。」


言われるがままにギュッと目をつぶる。