月夜でキミは

ヒッ。
何で私の名前が!?
恐る恐る、名前が呼ばれた方へと顔を向けると、鈴木君がこっちにやって来ていた。

「昨日は!偶然だったねー!」

「...........」

余りにも、突然のこと過ぎてただただ固まる私。

「あれ?どうしたの?気分悪い?」

........

確かに、周りからの女子の視線でお腹が痛いかも…

「おはよう。境さん。」

ひぇ。椎名君と太田郡までこっちに……。 

「お、おはようございます…」

挨拶をすれば解放してくれるのだろうか。

「敬語とか、ダセ。」

うっ。

「おい。守。お前、今日随分と機嫌悪いな。」

椎名くんも、思わず苦笑している。

「俺ら、同学年なんだからタメでいいよ。境さん。」

3プリンス相手にタメ口…

「お、おはよう...」

「そう。あっ。そうだ、境さん。」

くいっ。
え!?
椎名くんの口に、私の頭がよせられる。

「.......今日の夜12時に、部屋の窓を開けて待ってて。」

そんな意味深な言葉と、騒ぐ女子達、そして私を残して3プリンスは行ってしまった。