次の日


私は朝の6時くらいに、倉庫を出た。


みんなに黒髪グレーの瞳の私を見られるのはまずいし、亜蓮は寝てる時に部屋に入ってきそうだから、みんなが寝ている間に行くことにした。


それに優飛と香里奈がうるさそうだしねw


これが終われば、私はきっと白蘭には入れないと思うの。


でもね、それでいいんだと思う。
私がいなくなっただけで、みんなはなにも変化なんてないよ。


だからさ、最後の日くらいカッコつけさせてね。


倉庫から出た時に見えた空は、まだ薄暗くて
風がちょっぴり冷たい。


亜蓮にだけメールを送っておいた。
みんなが起きる前に出て行くと。

おにいからは返信が来ていて、たろくんとみこっちゃんたちも協力してくれるそう。