華は、俺にそう言われてから、

『亜蓮、あのね。私はこれから倉庫に来れる日が少なくなると思う。』


『夏休みが終わる前に決着をつける。だからさ、そしたら聞いて?私が隠していることを、全部。離れていっても構わない。』


本当に申し訳なさそうに、本人は気づいていないかも知れないが泣きそうな顔をして言った。


ばーか。
亜「離れていくわけねぇだろ。」


離れたくても、離れられないくらい、好きだから。


亜「俺は、お前が——いや、なんでもねぇ。」


好きだ。その言葉は、決着とやらがついてからで構わない。


亜「俺は、俺たちはお前から離れていかない。お前がなにを隠していようともな。」


そう、絶対に。