PLACE Ⅱ

声音は低く、憎しみのこもっている。


「そんな怖い顔するなよぉ?」


「そうだ、1週間後、終わりにしよう。
白蘭の倉庫に行ってやるよ。」


『1週間後。』


「今からお前が死にゆく様が目に浮かぶぜ。
せいぜい残りの人生を楽しむんだな。」


『............っ』


あいつは憎らしい笑みを浮かべたまま、消えていった。


私はそのまま、動くことができなかった。


何も言えなかったことが、悔しくて。
あいつのあの笑みが、憎しくて。


握りしめた拳からは、ポトリ、ポトリと紅いモノがこぼれ落ちて。


それはいつのまにか降り出していた雨に、

流されていた。