『あ、じゃあ荷物取りに行かないとね。』


その時におにいに相談しよう。


さっき乗ってきた車に亜蓮と乗り込み、家へ戻った


亜「お前はさっき、守られるのは
耐えられないって言った。」


無言だった車内で、突然話し出した。


うん。耐えられない。もう守られるなんて嫌。


亜「好きなやつくらい、守らせろ。」


『..........え?』


嘘でしょ?今、“好きなやつ”って言った?


亜蓮の顔を見ると、手で顔を覆ってはいるものの耳が真っ赤になっていた。


私も顔が熱くなっていくのがわかる。
今私の顔は真っ赤に染まっているのだろう。


今のは聞き間違いじゃなくて、本気で言ってるの?


心臓がばくばく音を立てる。