PLACE Ⅱ

すごく丁寧な運転手さんの言う通り車に乗ると、静かに出発した。


『あの、亜蓮が迎えに来ないなんて、何かあったんですか?』


倉庫に着く前に、出来るだけ情報収集はしておきたい。私が把握していないだけでまた被害が出たのだろうか?


嫌な想像で背中に冷や汗が伝う。


運「大丈夫です。華様がお考えになられているようなことではないかと。」


運転手さんにそう言われ、『そうですか.........』と
返すしかなかった。


運転手さんが言うから大丈夫だとは思うけど、やっぱり心配なものは心配だ。


気をもんでいるうちに、いつの間にか倉庫についていた。