『こいつがお前の背後から殺ろうとしてたんだよ。
一人で行動すんのは控えた方がいい。』


突然そんなことを言われたものだから、ポカーンとしていたが、ようやく今の状況を飲み込めたようで


「は、はい!ありがとうございました!」


「あの......もしかして、月華さんですか?」


『さぁな。ほら、はやく行け。』


あまり月華が動いているとバレるのは良くない。だからごまかしていた方がいい。


俺が何者か言う気がないことを悟ったのか、何度も頭を下げながら、帰っていった。


見た目はパイナップルみたいな頭してんのに結構いい奴だったな。


まぁそんなことはどうでもいい。