PLACE Ⅱ

『え? 何が良かったって?』


綾「なんでもない。 二階へ行こう。」


綾牙の後をついて行って、二階のすりガラスのついたドアを開けると


『懐かしいなぁ。』


いつも座ってたソファに、落書きがある机。
見慣れていた光景が、そこにはあった。


もうわたし達以外のみんなは座っていて、
愛&優「おっそーい!!」


............双子かってぐらい息ぴったりだな。


『ごめんね?下でちょっと抜けられなくって。』


雄「まぁほら!座れよ、花夜!!」


どこに座るのがいいかな、そう思っっていたら
「花夜、いつものとこ。座って?」


『いつもの、とこ............』


わたしがいつも座ってたソファの定位置は、しっかりとそこだけ開けられていて。


秀「綾牙がそこは花夜の居場所だからって、譲らなかったんだよ。」


『そうなの?綾牙。』


綾「なんか恥ずかしいけど、そうだよ。
花夜が姫をやめたつもりでも、僕にとってはそこは花夜の場所だから。それは絶対変わらない。」


私は勝手にいなくなったのに、ずっとそこを開けといてくれたんだ。


『うん、そこ座るね。』


そっとそこに腰を下ろせば、ああ、懐かしい。
横には綾牙が座って、正面には愛也と秀爾が座る


いつもみんな同じ位置にすわってたなぁ。