まさか............ね。
嫌な想像が頭をよぎる。


おにいに調べてもらおう。
震える体を腕で支えて、起き上がる。


壁づたいにおにいの部屋にたどり着くと、
ガチャリ
ドアを開けた。


奏「おh............花夜?どうしたの??」


私の青ざめた顔を見て、おにいは声音を変えた。


『急いで、白蘭を調べて、欲しいの。』


奏「............わかった。花夜、とりあえず顔を洗ってきな。ひどい顔をしているよ。」


顔を洗うために洗面所にいき鏡を見ると、青白い頰に、ぐしゃぐしゃの黒い髪をした自分が写っていた


『ほんと、ひどい顔。』


バシャバシャ顔を洗い、おにいの元へ戻ると