PLACE Ⅱ

倉庫に帰ると、傷を作った下っ端たちはみんなして寝ていた。


俺たちは起こさないように幹部室へ入った。


でも口を開くことなく、全員がなにかを考えていた。


俺には、花夜が月華だということよりも、気になることがあった。


それは、花夜の隣にいた男、綾牙の存在だった。


俺の憧れである、PLACEのリーダー。
綾牙は黒髪にアーモンド型の瞳をしている。


一見すると穏やかな好青年。と言った感じだ。
でも、時折見せる瞳は、冷たく感じた。


それにどことなく感じる威圧感。
さすがPLACEのリーダー。


花夜や仲間に向ける瞳は暖かいのに、俺たちに向ける瞳は冷たい。


お前たちは花夜を守れなかった、そう責められているように思えて、いたたまれない思いだった。


自分の無力さが、憎かった。


それと同時に


自分の知らない花夜を知っていることが悔しかった。


花夜が月華だと言った時だって、一人驚いていなかったし。