橋本「............ふふふふ、アハッハハハ!!」


橋本「ふざけるな!お前は俺の組を潰したんだ!
お前のせいでムショにも入った!
お前のせいで全て狂ったんだ!」


もうあいつに言葉は届かないのだろうか。
あいつの瞳に私は映らない。


ただ空虚に彷徨うだけ。


『それでも俺はお前を許さないよ。
お前が俺を許さないのと同様に。』


『でもこんなことしたって虚しいだろう?』


橋本「うるさい。」


『ほんとはただ普通に仲間といたかっただけなんじゃないのか?」


橋本「違う!」


『周りから上を目指せ。そう言われてやるしかなかった。』


『どんどんどんどん汚いものを見るようになった
上に行けば行くほど。』


『周りも上に行けば行くほど変わっていった。
お前は孤独に苛まれるようになった。』


橋本「知ったような口を聞くな!」


『そこでお前は考えた。周りが変わっていくのなら、自分自身も変わればいい。


––––そしたら孤独じゃなくなるから。』