亜「どうして俺の名前.......!? ああくそっ!
オラァ!!」


亜蓮はどんどん倒していく。


それでも減らない敵。

私の左肩はもう動かせそうにない。

白蘭でまともに動けるのは、亜蓮・優陽・智洋だけ。


どう考えても苦しい状態だ。


それでも


『俺は!橋本を潰す!
それまで負けない!』


左手が動かないなら。


左足がある。右足だって使えばいい。


どんなに痛んでも。どうだっていい。
私が彼に負わせた傷に比べれば、こんなの痛くも痒くもないんだから。