彼女が、七年前のあの日、彼が斬り捨てた者の娘であるとすれば、あの状況だ、彼女の憎しみが自分に向いてもおかしくはないのだろう。
シルバは何も言わず、ただ、僅かにその右側だけの視線を緑に萌える地面へと落とした。
真っ直ぐに彼を見つめる、深い憎しみに満ちた彼女の鮮やかな紅の両眼。
冷たい風が緑の木々を揺らして、今、二人の合間を駆け抜けていく。
世には、白銀の守護騎士と呼ばれる白銀の森の守り手と、青珠の森の守り手・・・・
そんな奇妙な形で再会することになったこの二人が、後に、焦(や)け付く程の想いで互いに惹かれ合うことになるだろう事を、この時、当人達ですら知る術(すべ)も無いでいた・・・・
シルバは何も言わず、ただ、僅かにその右側だけの視線を緑に萌える地面へと落とした。
真っ直ぐに彼を見つめる、深い憎しみに満ちた彼女の鮮やかな紅の両眼。
冷たい風が緑の木々を揺らして、今、二人の合間を駆け抜けていく。
世には、白銀の守護騎士と呼ばれる白銀の森の守り手と、青珠の森の守り手・・・・
そんな奇妙な形で再会することになったこの二人が、後に、焦(や)け付く程の想いで互いに惹かれ合うことになるだろう事を、この時、当人達ですら知る術(すべ)も無いでいた・・・・


