青玉の弓につがえられた青い閃光の矢が、弾けるように消えて行く。
足音も立てずに、未だ憎しみの感情をふつふつと湧きたてるレダの傍らに立つと、リューインダイルは、その金色の眼差しを静かに、純白のマントを翻すシルバに向けたのであった。
『すまない、白銀の守り手の者よ・・・・レダは、守り手になってまだ日が浅い、許してくれ』
『いや・・・・気にするな、闇の者が蔓延(はびこ)り始めたばかりだ、勘違いされても仕方ない』
リューインダイルが用いる古の言語で、シルバは静かにそう答えて言った。
『私の名はリューインダイル、青珠の守り手だ。そなたの通り名は?』
リューインダイルの問いかけに、シルバは、純白のマントを羽織った広い肩で、どこか安堵したように息を吐くと、利き手に持ったままでいる白銀の剣を腰の鞘に収めたのであった。
同時に、彼の広い胸元から、銀竜の鎧がふぅっと消え失せる。
彼は、一度静かに瞑目すると、再び、深い地中に眠る紫水晶のような澄んだ右目をゆっくりと開いたのだった。
『シルバ・ガイだ。
まさか、こんな所で青珠の守り手に遭遇するとはな・・・・やはり、青珠の森にも何か起こったようだな?リューインダイル?』
『察しの通りだ、シルバ・・・そちらも、何事かあったようだな?』
リューインダイルのその言葉に、ようやく合点がいったように、彼は、小さくため息をつくと、鋭い顔つきをしたまま言葉を続けるのだった。
『もう一人の白銀の守り手、アノストラールがいなくなった。
青珠の森の異変に気付いて、様子を見に行くと言ったきり戻らない』
『・・・・闇の者と遭遇したか?』
『おそらく・・・・』
艶のある低い声で短くそう言うと、シルバは、ふと天空を仰いで、風の精霊達に聞こえるように低く叫んだのだった。
足音も立てずに、未だ憎しみの感情をふつふつと湧きたてるレダの傍らに立つと、リューインダイルは、その金色の眼差しを静かに、純白のマントを翻すシルバに向けたのであった。
『すまない、白銀の守り手の者よ・・・・レダは、守り手になってまだ日が浅い、許してくれ』
『いや・・・・気にするな、闇の者が蔓延(はびこ)り始めたばかりだ、勘違いされても仕方ない』
リューインダイルが用いる古の言語で、シルバは静かにそう答えて言った。
『私の名はリューインダイル、青珠の守り手だ。そなたの通り名は?』
リューインダイルの問いかけに、シルバは、純白のマントを羽織った広い肩で、どこか安堵したように息を吐くと、利き手に持ったままでいる白銀の剣を腰の鞘に収めたのであった。
同時に、彼の広い胸元から、銀竜の鎧がふぅっと消え失せる。
彼は、一度静かに瞑目すると、再び、深い地中に眠る紫水晶のような澄んだ右目をゆっくりと開いたのだった。
『シルバ・ガイだ。
まさか、こんな所で青珠の守り手に遭遇するとはな・・・・やはり、青珠の森にも何か起こったようだな?リューインダイル?』
『察しの通りだ、シルバ・・・そちらも、何事かあったようだな?』
リューインダイルのその言葉に、ようやく合点がいったように、彼は、小さくため息をつくと、鋭い顔つきをしたまま言葉を続けるのだった。
『もう一人の白銀の守り手、アノストラールがいなくなった。
青珠の森の異変に気付いて、様子を見に行くと言ったきり戻らない』
『・・・・闇の者と遭遇したか?』
『おそらく・・・・』
艶のある低い声で短くそう言うと、シルバは、ふと天空を仰いで、風の精霊達に聞こえるように低く叫んだのだった。


