「そうか・・・・ならば、あの強固な王都は手薄であると、そういうことであるな?」
「はい」
デルファノ二世は、その広い肩に羽織った藍色のマントを翻し、ゆっくりとエールに背中を向けた。
「ガイア将軍を呼べ、今すぐに兵を集めよ、我が国にロータスに対抗できるような魔法使いはおらぬのか?」
「我が国にはおるかは知り及びませぬが・・・・カシターシュ公国にならば、強力な力を持つ魔法使いが幾人かいると聞き及びました・・・」
「そうか、ならば、どんな手を使ってでもその者を連れてまいれ!
全ての兵を上げてリタ・メタリカに進軍する、他国に先を越されるな」
「御意」
大宰相エールは、年若い王に再び恭しく頭を垂れると、静かに、豪華な作りの王の間を後にしたのである。
閉まる扉の音を聞きながら、サングダールの若き国王デルファノ二世は、ニヤリとその雄々しい唇を邪な野望に歪めたのである。
そんな彼の藍のマントを、内海からの瑠璃の風が戦旗の如く翻した。
ここにまた一つ、大国リタ・メタリカを脅かす不穏な影が現れたことは、言うまでもない・・・
「はい」
デルファノ二世は、その広い肩に羽織った藍色のマントを翻し、ゆっくりとエールに背中を向けた。
「ガイア将軍を呼べ、今すぐに兵を集めよ、我が国にロータスに対抗できるような魔法使いはおらぬのか?」
「我が国にはおるかは知り及びませぬが・・・・カシターシュ公国にならば、強力な力を持つ魔法使いが幾人かいると聞き及びました・・・」
「そうか、ならば、どんな手を使ってでもその者を連れてまいれ!
全ての兵を上げてリタ・メタリカに進軍する、他国に先を越されるな」
「御意」
大宰相エールは、年若い王に再び恭しく頭を垂れると、静かに、豪華な作りの王の間を後にしたのである。
閉まる扉の音を聞きながら、サングダールの若き国王デルファノ二世は、ニヤリとその雄々しい唇を邪な野望に歪めたのである。
そんな彼の藍のマントを、内海からの瑠璃の風が戦旗の如く翻した。
ここにまた一つ、大国リタ・メタリカを脅かす不穏な影が現れたことは、言うまでもない・・・


