初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~

今更遅いのは分かっているけれど、こんな姿は見られたくない。
惨めすぎる・・・・
ウ、ウウッ。

「バカ。泣くな」
拒絶する私にかまうことなく、社長は私を抱き寄せた。

「お願い・・・やめて・・・」
「ほら、行くぞ」

強引に腕を引かれ、車に戻る。
ボロボロっと泣き続ける私を助手席に乗せ、社長は車を発進させた。