家を出て、バイトを復活して5日目。
やはり彼はやって来た。
「いらっしゃいませ」
迎えるママの声に返事が聞こえてこない。
私は別のテーブルに着きながら、背中に強い視線を感じていた。
「ミライちゃん、悪いけれど奥のテーブルお願いできる」
ママの緊張した声。
はっ。
来たのね。
いつか来るとは思っていた人が。
「はい、行きます」
「なんなら、個室を用意しましょうか?」
「いいえ、人が多い方が話しやすいので」
「そう、じゃあ」
お願いねと、ママは離れていく。
やはり彼はやって来た。
「いらっしゃいませ」
迎えるママの声に返事が聞こえてこない。
私は別のテーブルに着きながら、背中に強い視線を感じていた。
「ミライちゃん、悪いけれど奥のテーブルお願いできる」
ママの緊張した声。
はっ。
来たのね。
いつか来るとは思っていた人が。
「はい、行きます」
「なんなら、個室を用意しましょうか?」
「いいえ、人が多い方が話しやすいので」
「そう、じゃあ」
お願いねと、ママは離れていく。



